今年のNHK紅白歌合戦の出場歌手として、韓国のガールズグループ「aespa(エスパ)」が選ばれた。しかし、私は明確に主張したい。
NHKはaespaの紅白出場を即刻取りやめるべきだ。
そしてもし強行するのであれば、受信料の強制徴収を停止する覚悟を示すべきである。
なぜここまで強い言葉で述べるのか。その理由は一つではない。問題の本質はもっと深く、NHKという公共放送が果たすべき使命と倫理に根ざしている。
「きのこ雲」を軽視する投稿は日本国民の歴史観を傷つけた
aespaメンバーのNing Ningが、きのこ雲を模したランプを購入し、それを楽しげにInstagramへ投稿していたことは知られている。
たとえ悪意がなかったとしても、原子爆弾の象徴を「面白グッズ」として扱う行為は、被爆国日本において極めて重大な問題である。
広島・長崎の原爆では、無辜の市民21万人以上が即死・被爆死している。その悲劇を象徴する「きのこ雲」を、軽いノリのインテリアとして笑って投稿した光景を見て、不快に思わない日本人がどれほどいるだろうか。
「知らなかった」「悪気はなかった」
その言い訳が、公共に開かれた舞台に立つ資格を与えるだろうか。
芸能人である以上、特に紅白歌合戦という国民行事に登場する以上、
歴史への理解と慎重さは最低限の責任である。
NHKは公共放送――視聴者の信頼に基づく存在
ここが一番重要だ。
NHKは民間テレビとは異なり、
視聴者から徴収する受信料によって成り立つ公的機関である。
国民全体の利益と感情を尊重することが求められる。
まして紅白歌合戦は、
「全国民が同じ時間を共有するイベント」
として位置付けられている。
その公的空間に、
被爆国民の痛みを軽視した人物が何の説明責任もなく出演する。
これは
視聴者への侮辱
であり
公共放送の倫理放棄
である。
「文化は政治と切り離せ」という欺瞞
「音楽に政治を持ち込むな」
「エンタメに歴史感情を持ち込むな」
こうした反論が必ず出てくる。
だが、歴史を傷つける表現が問題視されるのは世界の常識だ。
ホロコーストや黒人差別を揶揄する作品が欧米で許されるだろうか。
同じように、日本にとって原爆は民族の根源的な痛みである。
それを踏みにじる行為が「エンタメだから許される」とするなら、
それはエンタメの自由ではなく
歴史記憶の破壊である。
NHKがすべきことは一つ
明確に声明を出すことだ。
「国民感情を尊重し、aespaの出場は取りやめます」
これだけでいい。
だが、もしそれを拒み、
理解を示さないまま出演を強行するのであれば、
次の言葉を宣言しなければ筋が通らない。
「受信料の強制徴収を停止します」
「スクランブル放送(視聴者選択制)を導入します」
公共性を守る覚悟もないのに、
国民から金だけ取ることは許されない。
国民の痛みの側に立つのが公共放送
広島・長崎の被爆者は今も生きている。
その家族は今も苦しみを背負っている。
核の脅威は今も世界を支配している。
紅白歌合戦は娯楽であると同時に、
日本の文化と記憶の総結集である。
そこで、
歴史を軽んじた人物が何事もなかったかのように歌う。
それを日本全国が拍手で迎える。
それは、
日本人自身が歴史の痛みを忘れたと宣言するのと同じだ。
最後に――視聴者の意思がNHKを変える
NHKはいつもこう言う。
「国民の皆様の声に支えられています」
ならば今こそ示すべきだ。
- 視聴者は黙っていない
- 国民感情には重みがある
- 歴史への敬意は譲れない
NHKは今、
公共放送としての正義を問われている。
aespaの紅白出場問題は、
単なるアイドルの話ではない。
これは、
NHKの存在意義そのものを問い直す問題である。
国民の信頼を裏切るなら、
公共放送の看板を自ら降ろすべきだ。

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