中国の対外姿勢は「いじめの構図」―忘れないのは誰か?

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はじめに

国際社会における中国の存在感は年々増している。巨大な市場、多額の国家資金、急速に近代化された軍事力。しかしその台頭は、周辺国との友好ではなく、恐怖による威圧を伴ってきた。そして今、その積み重ねが中国自身にとって最大の弱点になりつつある。「いじめの構図」で考えると、その危うさがより鮮明に理解できる。

いじめる側は忘れる。いじめられた側は一生忘れない

学校のいじめ問題を思い浮かべてほしい。

  • いじめる側:その場の力関係を利用して優越感を得る。過去に何をしたかは簡単に忘れる。
  • いじめられた側:屈辱や恐怖を一生忘れない。世代を超えて語り継がれることすらある。

これは国際政治でもまったく同じ構造だ。

中国は近年、以下の地域に対し軍事的・政治的な圧力を行ってきた。

  • 台湾
  • ベトナム(南沙/西沙諸島)
  • フィリピン
  • インド
  • 尖閣諸島を巡り日本
  • さらに国内ではチベット、ウイグル、内モンゴル

中国側は「歴史的領土」「自国の権益」と語るが、周辺国から見れば 強大化した大国からの威圧 に他ならない。そして中国が忘れても、周辺国の国民は絶対に忘れない

中国が気づいていない最大の失策

経済的・軍事的に急成長する過程で、中国は周りを味方にする機会を失い続けた

  • 台湾は民主主義陣営へ完全シフト
  • フィリピンは米軍再駐留を容認
  • インドは明確に対中牽制強化
  • 日本は防衛予算を拡充
  • 豪州はAUKUSで米英と結束

さらに、中国と「同盟」と呼べる国は存在しない。ロシアは利益一致の間だけの協力、北朝鮮は信用がなく、その他の参加国は経済依存が中心に過ぎない。つまり、中国には助けてくれる友はいない

恐怖支配の脆さ

中国共産党は国内に対しても「恐怖と監視」で統治している。しかしこれは裏返すと、ひとたび失敗すれば一気に崩壊する体制ということだ。もし軍事冒険に失敗すれば、国民の不満が爆発し、支配層である「赤い貴族」への責任追及が起きる。内部粛清と派閥闘争が激化し、国家分裂の危険がある。

周辺国はどう動くべきか

答えは明確だ。戦わずして中国の軍事行動を封じる抑止力を築くこと

  • 日本の防衛力強化
  • 米国との同盟深化
  • 台湾・豪州・インドなどとの多国間連携
  • 経済的な対中依存の低減
  • 情報戦・技術分野での優位確保

中国が軍事行動を起こせば自滅が待っていると理解させること。これこそ戦争を避ける最善策である。

おわりに

いじめの構図を世界規模に置き換えると、「いじめを受けた側は恨みを忘れない」という普遍的な真理が見えてくる。中国が周辺国に行った行為は、すべて記憶され、語り継がれていく。だからこそ、中国は多くの国から警戒され、孤立を深めている。そしてその孤立はいずれ中国自身を追い詰める日が来るだろう。

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