NHK紅白とaespaのSNS投稿問題
2025年末のNHK紅白歌合戦で、ガールズグループaespa(エスパ)の出演が注目されました。特にメンバーのNINGNING(ニンニン)がSNSに投稿した「原爆きのこ雲ランプがかわいい」という表現は、多くの国民に不快感を与えました。
この件に関して、ジャーナリスト松谷創一郎氏は、aespaやNHKへの批判を「排外主義」や「差別」と結びつける論考を発表しています。しかし、事実と文脈を整理すると、松谷氏の論理には大きな飛躍があり、国民感情や現実の安全保障を無視した議論であることが明らかです。
aespaのSNS投稿に対する国民感情の正当性
原爆をモチーフにしたランプを「かわいい」と表現したことに対する不快感は、歴史的文脈を踏まえれば自然な反応です。原爆投下は日本国民にとって非常に重い歴史的事実であり、被害者や遺族の感情に配慮するのは社会常識です。
謝罪がないまま紅白歌合戦で出演させることは、国民感情を軽視する行為であり、公共放送としての倫理に疑問が残ります。この問題は民族や国籍に関わる差別ではなく、歴史的事実に対する感受性の問題です。
松谷創一郎氏の論理の問題点
松谷氏は、aespaやNHK批判者を核武装論支持者と結びつけ、「被爆国としての矜持」との矛盾を指摘し、排外主義や差別の正当化に転用できると論じます。しかし、日本周辺国は中国、ロシア、北朝鮮などの戦術核能力を増強しており、ウクライナ情勢を踏まえれば、核抑止論の議論は合理的な判断です。
松谷氏の論理は過去の戦争体験のみを絶対視し、現代の安全保障や国民感情を無視しています。過去の歴史だけを基準に現代社会の問題を評価する姿勢は偏っており、論理的整合性を欠くため、感想文に近いと言わざるを得ません。
国民感情と公共放送の責任
NHKは紅白歌合戦という国民的番組において、出演者の過去の言動や社会的影響を考慮すべき責任があります。国民の大多数が不快感を抱く表現を行った人物を出場させることは、公共放送としての責任放棄であり、視聴者との信頼関係を損ないます。
重要なのは、表現の自由や芸術性の是非ではなく、国民感情への配慮と公共性の確保です。歴史的事実や社会的責任を軽視する出演決定は、公共放送として正当化できません。
松谷氏の論理の飛躍
松谷氏は、原爆被害への感受性を強調するあまり、現代の国民感情や安全保障を無視し、批判者を排外主義者扱いします。しかし、今回の問題はあくまで国民感情と歴史認識の正当性が問われているのであり、批判者の立場を誤解して飛躍した結論を導くことは不適切です。
論点の整理
今回の件から得られる教訓は明確です。
- aespaのSNS投稿に対する国民の不快感は自然であり、排外主義や差別ではない
- 核武装論への賛否は現実的安全保障を踏まえた判断であり、二重基準ではない
- 松谷氏の論考は論理の飛躍が大きく、感想文に近い
- NHKは公共放送として、出演者の過去の言動や国民感情に十分配慮すべきである
おわりに
今回の騒動は、国民感情や歴史認識を無視した放送は公共放送として許されないことを示しています。評論家やジャーナリストの感想文に惑わされず、現実の事実と国民感情を優先した判断が求められます。
NHKは、受信料を徴収する公共放送としての責任を自覚し、出演者の選定や番組制作において歴史的事実や社会的責任を最優先する必要があります。過去の歴史を尊重しつつも、現実の国民感情や社会状況を踏まえた論理的判断を行うことが、公共放送に求められる責務です。

コメント